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2006年03月22日

●WBC その5

WBC・ワールドベースボールクラシックネタもこれでラスト。野球に詳しくない人には分からない話が多かったようなので、少し解説を。

日本が目指すスモールベースボールとは?パワー重視の野球をラージベースボールとするならば、その反対概念。スピードと小技を重視する野球と言えばいいのかもしれません。

昨日の試合の得点パターンに、それが現われていました。初回は、内野安打ー四球ー内野安打ー死球で1点ー四球で1点ー単打で2点。5回は、二塁打ー単打ー内野安打で1点ー犠牲フライで1点。最終回は、相手失策ープッシュバントでの内野安打ー単打で1点ー四球ー単打で2点ー犠牲フライで1点。

ね、ホームランもなく長打は二塁打1本だけで10点取っているんです。また、初回の二個目の内野安打をよびこんだ西岡とイチローの走りや、最終回の西岡のプッシュバントという小技も見事でした。

さらに特筆すべきは、最終回に川崎が本塁突入で見せたスライディング技術。スライディングしながら、体の向きとは逆方向に上体をひねって、捕手の股間のすき間に右手を一瞬差し込んでホームベースにタッチするという見事なモノ。

下手をすると打撲や脱臼にもつながるという危険なプレーだったのですが、公式戦開幕を直前に控えたプロの選手が見せてくれたところに、勝利への執念と気迫が伝わってきました。

 こうしたスモールベースボールの対極が、メジャーリーグのスター選手をそろえたアメリカの野球とするならば、準優勝のキューバは、両者の中間と言える野球だったのかもしれません。初回と8回の2本のホームランに現われたパワーと、6回の三連打で見せた集中力。守備での強肩ぶりなど高い身体能力と、一部で見せた細かいトリックプレー。

こうした国別の個性の違いが見られるのも、世界大会の面白さなのでしょう。その意味では、サッカー日本代表に現時点ではそうした個性が感じられないのは残念なトコロ。大会での経験を通してチーム力と個性を形成することができた、野球の代表チームのような展開を期待したいものです。

また、スモールベースボールに表された日本の個性。これは、自由民権運動の中から生み出され、15年戦争の渦中で侵略戦争拡大に反対した石橋湛山らによって提唱された、小国主義・小日本主義と重なるモノであり、日本があらゆる面で掲げていく方針だと感じたのは、私だけでしょうか?


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コメント

なるほど・・・深いですねぇ・・・!?
優勝に向けて進んでいくとき、どんどん周りが盛り上がっているのはおどろきました。

まだまだWBCでの優勝でマスコミはもりあがってますねぇ。竹中へーぞーさんの「WBCは野球の構造改革だから人々にうけいれられたんですねぇ」という感想はどうかなぁ・・・・と。
でも、「改革」って言葉は次への一歩みたいで受け入れやすいのかも・・・。

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