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2006年09月05日

●映研日誌 奇跡の夏

  見始めてまもなく病気・病院モノの映画と分かり、アアしまったと思った。レントゲンやCTの映像を使いながら医師が病状を説明するシーン。手術室に向かうベッドを見送る際にエレベーターの扉が閉まって姿が見えなくなるシーン。数ヵ月前の母の病院での光景と胸がしめつけられるような思いがよみがえって、映画と関係なく切なくなってしまった。

  映画は、3才年上の兄が脳腫瘍で入院した弟が主人公。「お兄ちゃんの病気は治らないの?僕にできることはないの・・・?」と思い悩む9才の少年。

  この主人公を、悲しみに負けない元気とユーモアをもった少年の姿として、10才の俳優パク・チビンが好演。単なる「お涙ちょうだい」映画に堕することなく、さわやかな印象を残す映画に仕上がった要因の大部分は、この俳優の演技力によるものでは。ニュー・モントリオール国際映画祭主演男優賞受賞もむべなるかな。


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