●福祉就職相談会
「現場の若い人の声を聞いてほしい」との要望を受けて行ってきたのですが、福祉大学の就職担当職員の方や、福祉施設への就職を希望する学生さんなどの話を直に聞くことができました。
大学職員の方のお話では、現在の福祉業界では人手不足が深刻。売り手市場なのだけれど、給与などの条件面が良くならないため、一般企業に就職する学生が増えていて、特に去年から急速にその傾向が強まっているというコトでした。
この調子で行くと、いくら立派な施設はあっても、やる気のある職員が確保できないという状態も生まれてくると感じました。
給与や労働条件の改善を図っていくためには、公的負担のあり方を見直していく必要があるのでしょうが、財政危機の時代にどのようにそのお金を確保していくかは知恵が問われるトコロなのでしょう。
また学生さんからは、就職に対する意識が下がっていて、ムリして就職しなくてもといった感覚や、いつでもやめちゃえばイイという感覚が若い人の間に広がっているというお話を聞くコトができました。
話を重ねる中で、給与や労働条件の向上も必要だけれど、若い人にとっての「やりがい」を創出することが大事だと気づかされました。硬い言葉を使うと「福祉の仕事に対する社会的評価を高める」というコトなのでしょう。
簡単に言うと、そうした仕事が「カッコいい」と思える意識を育てていくというコトなのだと思います。私たちぐらいまでの世代の人で、福祉分野の仕事に就く人は高い使命感を持っている人が多かったと思います。そうした人たちからすると、周りからの評価は重要な問題ではなかったのだと思います。
しかし、今の若い人たちはそこが違う。福祉分野の仕事に、自分で誇りが持てるような評価が、周りから与えられるのならば、給与や労働条件の多少の悪さはガマンできる。そういうコトなのだと思いました。
そうした環境づくりをどのようにしていくべきなのか?老人介護や障害者問題の将来、また若い人の雇用問題において、真剣に考えていくべき課題なのだと痛感させられました。
