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2007年04月16日

●かごの小鳥

ウーン、二度寝してしまいました。外に出ないと、どーも気合が入らずダラダラしてしまいます。

 昨年11月3日のブログで私は以下のようなコメントを書きました。

 『一昨日、松陰神社でおみくじを買ってみました。運勢は末吉。
 「はなされし かごの小鳥のとりどりに たのしみおおき 春ののべかな」
 「籠の中にいた小鳥が放されて自由にとび歩く様に苦しみを逃れて楽しみの多い身となる運です。世のため人のために尽くしなさい」、だそーです。さて、来年春にどーなりますコトやら・・・。』

 で、結果として選挙には勝てませんでした。それだけで考えれば、おみくじはハズれたわけです。しかし、籠から放されたような解放感も私の中にはあるのです。

 1995年に静岡空港の公聴会で沼津市民として唯一「反対」の立場で意見を述べて以来11年間、私は静岡空港を中心にして、県政の問題に関わって来ました。その間3回あった県知事選でも、選対事務局の中心で戦ってきました。その中で、どちらかといえば「~反対」「~反対」という人たちの流れの中にいることになりました。そして、そうしたモノの考え方には大きな違和感を覚えてきました。

 7年ほど前、工事が始まって一部の用地ができてしまったしまった静岡空港の跡地利用について、私が具体的なプランを提案した時に、空港反対運動のリーダーは「あんなモン、ぺんぺん草を生やしときゃいいんだ」とはき捨てるように言いました。

 空港用地の強制収用を審議する土地収用委員会に対して、「論理的に戦って収用が不当だというコトを明らかにする」というので、私は東京の国会図書館にも何度も通い、法律を徹底的に調べて、収用委員会の場で論理的に意見を述べていきました。しかし、その方針を主張した人が、途中から大声で野次をとばし、単純に会の進行を妨害するような行動を取っていきました。収用委員会の運営がおかしかったのも事実ですが、はじめの方針と違うそうした行動を私は取ることができませんでした。

 「それってオカシイんじゃない?」 ずっとそうした気持ちが私の心の中にありました。

 つまり、「反対!」と単純に声高に叫ぶコトが正しいんだという考え方が、運動の中で主流を占めていたわけです。そのような流れの中で、あくまでも論理的に、無関心層も含めた多くの人にわかりやすく意見を説明していくべきだという私の考えは少数派でした。そして、その考え方に基づいて行動してきた私は、いろいろな場面で籠にぶつかってわが身を傷つけるような、様々な苦しみを味わってきました。

 今回の選挙で、「鉄道高架反対」と単純に声高に言うコトを、私は最後までしませんでした。高架事業にいま多くの税金を使うよりも、医師・看護師不足などもっと急いで税金を使っていくべきトコロがあるだろうと。そして、鉄道高架の問題点を具体的に指摘し、こうした問題を住民に明らかにした上で、最終的には住民投票で住民の判断を仰ぐべきだというのが、私の主張でした。

 このような私の主張に対して、「主張がハッキリしない。」「反対と言うべきだ」など様々な批判がありました。それでも主張を変えなかったのは、この11年間の空港問題での苦い経験があったからです。そして、このような態度を最後まで貫いた結果が、5527票という得票数でした。

 今回の結果は、とても悔しいです、悲しいです、残念です。私が貫いた態度は、ひょっとしたら選挙的にはマイナスだったのかもしれません。でも一方で、「籠から放された」ような解放感が、私の心の中にあるのです。現実を見ることなく、「反対、反対」と言いさえすればいいという籠から、やっと外へ飛び出ることができた。そんな解放感が、11年間の苦しみの記憶と共に私の心の中に生まれています。


 そして、そんな解放感がある一方で、これまでとは違う現実という空で、私は羽ばたいていくことができるのか。そこが厳しく問われてくるように思えるのデス。イカロスは太陽に向かって羽ばたいていくことができるのでせうか。

 


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コメント

政治に取り組む姿勢として、私もeichanの意見に賛成です。
例えば静岡空港の建設には私も反対です。いらないと思います。
単純に、この事業をやらなければ、お金がういて他のことにまわせるからということではなくて、私たちの生活や私たちの静岡県が豊かになるために何が必要なのかを最初にもって来るべきだと思うのです。
静岡空港ができれば、豊かになるのではなく(豊かになるとは思えませんが)、あらゆる意味で豊かになるためにこの施設が必要なのだということを話を尽くして決めたとという記憶もありません。

知事や行政・経済界等々が金と権力を使ってごり押しをしてくる事業に、賛成する議員ばかりが多いことだけが問題ではなく、彼らが生活者・県民より情報を得やすい立場にあるにもかかわらず、わかりやすくすべての情報をながすことなく、いいことばかりを強要するようなことをしてきたことに問題があるのでしょう。行政へのチェック機能が全く働いていないということなのだろうと思います。
世論調査をすれば、空港ができても使わないだろうという人がまだまだ非常に多い。しかし、知事も行政も必要性があるから作るのだということだけで、県民の声を置き去りにする。
結局、私たちが誇りをもって、静岡県にある私たちの空港だなんてことには、いつまでたってもなりえない。
反対する側は、反対であるというスローガンが正しいとがんばる。反対の声を聞かないのはおかしい。反対の声に沿って話を進めろ!ということになる。確かに声を聞かない知事も行政もおかしい。
だけど、もう一度もとにもどると、彼らが聞かないのは反対の声だけではなくて、実は賛成であっても、あるいはよく分からないけど必要なのかもしれない、よくわからないけどこれから負担になるからいらないんじゃないという声も全部聞いていないということが大きな問題なんじゃないかなぁと思う。

これからの静岡県をどうするのか、これからまちづくりをどう進めるのか、県民のいろいろな考えや生活のなかでの問題や悩み。これらを解決してくための道標は重要課題としてそれを第一にもってこれる、リーダーシップをとれる県知事とそれに基づいて動く行政をチェックできる議会が必要でしょう。

いつまでたっても県民の頭ごなしに進められる行政の動きや事業を、何とかして変えていくためにも、「賛成派」VS「反対派」という政治や、数の論理にたよることのない政治は作らなくちゃいけないと思います。

がんばってください。
長くなっちゃった。

(きっと、この投稿は承認されずに没ネタになるのでしょう)

 選挙、お疲れ様でした。

 私は、鉄道高架事業には賛成の意見を持っている者です。
 また、本来、民意の代表である議会制度があるのだから、その議会が決めた事は民意を反映した決定であることだとも思っています。
 しかしながら、これだけ、賛成、反対でごちゃごちゃしている状態が続くのであれば、住民投票をやって、スッキリした方が良いとも思っています。
 確かに、高架化しただけでは、まちの活性化は絶対にされません。それを生かすも殺すも市民次第だと思っています。
 だから、今の状態では、きっと、鉄道高架はやるべきではないのかもしれません。
 市民が高架を前提としたまちづくりに、自分がどのように関わることが、沼津市の未来のために、これからの子供達のためになるのか、そのような雰囲気が生まれてくることを私は望んでいます。


 今回の選挙で、私が貴方に1票入れなかった理由は次の2つを思ったからです。

その1
 富山市のLRTを視察に行って何を見てきたんでしょうか?
 まー、12時半、富山市役所を訪れて、1時過ぎ、富山ライトレールに乗る。つまり、市役所から駅北にタクシーに飛び乗って移動したとしても、役所では数分の勉強をしただけと言うことになります。
 ブログの記事では酒飲んで帰ってきただけのようですね。あなたが議員になったら、きっと、視察という名の観光旅行をしそうですよね。
 今、富山市が全国のまちづくりの中で、脚光を浴びている理由を全く判っていないですよね。あの富山市長のすばらしい行財政運営のバランス感覚と決断力を勉強してきて欲しかったです。
 そして、この富山の話で、貴方が悪質だったのは、富山市は、現在、鉄道高架事業を行っていることを、あなたは一切、言っていないことです。
 LRTにしても、駅北の区画整理で作った幅員の広い道路があったからこそ出来たんですよね。あのLRTは富山駅を鉄道高架する時に、富山港線を廃止するか、高架にするかの議論の中で、LRT化して存続させたんですよね。
 富山市の鉄道高架をはじめとした数々の公共交通施策は、少子高齢化やスプロールしすぎた都市化と、市町村合併による地域間格差解消をするための、大きな意味での福祉施策であり、行財政運営上の低コスト化への取り組みであることを、しっかり勉強してきて欲しかったですし、それを貴方の活動の中で言って欲しかったです。
 確かに、沼津の鉄道高架はお金がかかりすぎます。しかし、富山の駅北の区画整理も貨物駅跡地を利用して行われているんです。富山だって、駅周辺に投資した事業費は相当な額なんですから。

その2
 長谷川さんと組んでいることが、あなたの信用を低下させていますよ。桜田氏のブレインである長谷川さんは、桜田さんが市長の時、鉄道高架には賛成していたことをみんな知っています。
 もっともこの方、元建設官僚で、不動産関係の仕事をしていたんですよね。時期的に、不動産バブルをつくった張本人とも言える人だと私は思っています。こんな人と組んでいるあなたを信用する市民はいません。

ありがとうございます。こーいう話って、どうしても長くなってしまいますよね。そして、このような意見ってホントに少数派の意見だと思うのです。でもだからこそ、訴えていかなきゃいけない。そう思うのデス。

 所詮沼津市民さん コメントありがとうございます。

>富山市のLRTを視察に行って何を見てきたんでしょうか?まー、12時半、富山市役所を訪れて、1時過ぎ、富山ライトレールに乗る。つまり、市役所から駅北にタクシーに飛び乗って移動したとしても、役所では数分の勉強をしただけと言うことになります。

 私は3月8日のブログで以下のように書きました。

「7時半福井発、9時富山着。9時半、静岡の新聞記者に紹介してもらった富山支局を訪れて、富山ライトレールや中心市街地活性化問題について教えてもらう。11時、富山県庁を訪れて、富山県が進めている財政再建策について話を聞く。12時半、富山市役所を訪れて、改正された中心市街地活性化法の第1号の認定を受けた、富山市の中心市街地活性化対策について話を聞く。1時過ぎ、富山ライトレールに乗る。2時過ぎ、港町として栄えてきた、ライトレール終点の岩瀬地区を探訪。」

 今回富山に行くにあたって、富山市役所のライトレール担当課に問い合わせたところ、現在議会中などで忙しいため、3月後半ならば対応してもらえるとのコトでした。そのため、ライトレールンのことで市役所を訪れることは予定していませんでした。そのためブログに書いてあるように、新聞記者さんからの話と県庁で財政再建の話を聞くのに時間がかけることとなりました。富山県の財政再建の話は大変勉強になりました。そのことは私の街頭演説を聞いていただけたらご理解いただけたかと思います。

 そして、市役所では中心市街地活性化対策の課に飛び込みで行ったので、資料をもらって少し話を聞くにとどめました。それでも15分くらいは話が出来たかと思います。ちなみにタクシーは使わず、歩いて北口に行ってライトレールに乗りました。ライトレール終点の岩瀬地区で地元の方とお話したコトもブログに書きましたが、こうした地元の方とのお話は大変参考になりました。

>ブログの記事では酒飲んで帰ってきただけのようですね。あなたが議員になったら、きっと、視察という名の観光旅行をしそうですよね。

 ということで、「酒飲んで帰ってきただけ」とは全く思いませんし、勉強を終えた後に自分のお金で地域の食や酒を楽しむことは、大切なコトだと思っています。だから、私が議員になったら「視察という名の観光旅行」は絶対にしません。議員という立場で調査しまくった上で、地域の食文化は自分のお金で楽しむというコトにします。

>あの富山市長のすばらしい行財政運営のバランス感覚と決断力を勉強してきて欲しかったです。

 これはそうだと思います。手づると時間があればそうしたかったし、今後是非勉強したいトコロです。

>そして、この富山の話で、貴方が悪質だったのは、富山市は、現在、鉄道高架事業を行っていることを、あなたは一切、言っていないことです。

 なるほど、街頭演説では言ってはいませんが、ミニ集会ではその話はしてきました。これについては資料でも調べましたし、県庁での話で伺うことができました。北陸新幹線建設にともなって高架化がされることになったのであり、そして「所詮沼津市民さん」が言われるように「富山港線を廃止するか、高架にするかの議論の中で、LRT化して存続させた」わけですよね。

 北陸新幹線建設は県民合意を得た絶対命題であり、これを実現しつつ財政再建を果たしていくことの難しさを県庁の財政担当の方から伺うことが出来ました。その意味では、静岡空港にしろ鉄道高架にしろ、住民の合意を得るプロセスが大事なのであり、そのために住民投票が必要だったと私は考えます。

>富山市の鉄道高架をはじめとした数々の公共交通施策は、少子高齢化やスプロールしすぎた都市化と、市町村合併による地域間格差解消をするための、大きな意味での福祉施策であり、行財政運営上の低コスト化への取り組みであることを、しっかり勉強してきて欲しかったですし、それを貴方の活動の中で言って欲しかったです。

 なるほど、その通りだと思います。そして、そこまでの話をていねいにできるようになるためには、私自身もっと勉強することが必要であり、今後も勉強していきます。その上で、これだけ多くの知識を持っておられる「所詮沼津市民さん」にも直接教えていただけたらと思うのです。もし良かったら一度お会いして色々教えていただけませんでしょうか?
  
>桜田氏のブレインである長谷川さんは、桜田さんが市長の時、鉄道高架には賛成していたことをみんな知っています。

 私が伺ったところでは、長谷川さんは以前は桜田さんとつきあいがあったということで、「ブレインであった」とは言えるのではないかと思います。ただし、それと同じ程度のつきあいは斉藤市長ともあったと伺っています。私の印象では、長谷川さんは「故郷の沼津が良くなってほしい」という純粋な気持ちで動かれているように思うのですが、どうなのでしょうか? 
>もっともこの方、元建設官僚で、不動産関係の仕事をしていたんですよね。時期的に、不動産バブルをつくった張本人とも言える人だと私は思っています。

 私が長谷川さんを知ったのは、不動産バブルをあおった国の土地政策を批判する存在として、NHKやニュースステーションで発言しているのを見た時でした。その意味では、「不動産バブルをつくった張本人」とは言えないのではないかと思います。どうなのでしょうか?

 私は住民投票運動に参加した後、ガンで亡くなった母の介護のためにリコール運動の頃のは実家に戻っていました。その後沼津に来て、鉄道高架問題があまりにも感情的に議論されるようになってしまったことを残念に感じました。やむを得ない面はあるとは言え、やはり沼津や静岡県の未来を真剣に考えるためには、冷静な議論を積み上げていく必要があると思います。そうした議論を、「所詮沼津市民さん」とも交わしていくことができたらと思います。

 以上、至らない点が多々あるとは思いますが、「所詮沼津市民さん」のコメントへの返信です。是非とも直接お話させていただけたらと思いますので、よろしくお願い致します。

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