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2007年08月19日

●漫研日誌  月の光

マンガ家のごとう和さんに借りたこのマンガ、全然その存在を知りませんでした。かつて「ハード&ルーズ」という名作を、今は巨匠となった「かわぐちかいじ」と作り上げた狩撫麻礼の原作。

  幽体離脱ができるようになった主人公が、今までとは全く違う世界に踏み込んで行く話なのですが、先の展開が読めなくてオモシロイ。3巻まで来て、ようやく少し話が見えてきました。

 「第二次大戦後、米国の半植民地として微温的な政策を施されたがゆえに通過儀礼が欠如したこの国の若者が、TV、マンガ、アニメ、さらにゲーム漬けで成人すれば、情報の分析も不能でひたすら刺激だけを追い求め、人生が《ガセネタ》で規定されてしまうのは当然であろう。」との登場人物のセリフは、久々に目にする狩撫節。

生きていく目的を見失い、仮想現実にはまってしまう現代社会の一面を切り取っていると思いますデス。月刊コミックビーム掲載。そんな雑誌あるんだあ(笑)。

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