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2007年10月29日

●漫研日誌 『大奥』

  設定がややこしいのマンガなので、詳しい説明は省きますが、無理やり将軍の代わりとして男にされてしまった少女と、その少女の側男として大奥に連れて来られてしまった僧侶の話。

 うっぷんを晴らすために悪行を繰り返す少女に、「私だってあなたのためにこんな所に連れて来られた。自分ひとりがつらい思いをしてると思うな!」と怒鳴りつける僧侶。

 その後僧侶は、「怒りにまかせて上様をいじめたのは自分の方ではないか。自分の中にこんな黒い気持ちがあるなんて」と反省する。

 そして僧侶は知る。少女が将軍の代わりとして拉致されてくる時に、母親を殺されていたコト。男装した姿で脱走しようとして、何も知らない警備の男に捕まり強姦され、その男を殺してしまったコト。その子を身ごもって嫌々産むが、赤ん坊への愛情を感じ始めたところで赤ん坊が死んでしまったコトを・・・。

 「私はなぜ、このか弱いお方にあんな酷いことを言えたのだろう。この方は、きっと今まで幾度も幾度も打ちのめされてきたのだ。女としての自分を踏みにじられてきたのだ。」

 「今まで私は自分は坊主になるために生まれてきた人間なのだと思ってきた。この世で苦しんでいるたくさんの人々の助けになりたい、助けられると信じて生きてきた。」

 「そしてそれがかなわぬとなったら、自暴自棄になり人の心まで捨てようとした。何というあさはかな・・・!」

 「何で気づかなかったのか、私が救えるのはたったおひとりだったんだ。救わなければならない人は、ずっと目の前におられたんだ。私の目の前でこんなに私にすがってもがき苦しんでいる人が、たったひとりおられるじゃないか・・・! 何と可愛らしい私だけの上様」

 そう悟った僧侶は、少女に心を開き、その身を抱きしめる。

 『それは二羽の傷付き凍えた雛が、互いに身を寄せ合うように始まった恋であった』

 というナレーションで話は終わる。凄いマンガ・・・、だ。

  
  自分自身にも突きつけられるモノがあった。

  政治で人の助けになりたいと思っていた自分。

  そしてそれがかなわぬとなったら、自暴自棄になりつつある自分。

  しかし・・・。

  目の前でもがき苦しんでいる、たったひとりの人を見ようとしなかった自分。

  そんな自分に、政治で人の助けも何もないもんだ、と。

  改めて気づかされました。

  発想を変えなきゃいけやせん。

  さて、どーする?

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コメント

 今、私は、週に1回、職場には内緒で年休を使い、社労士の行政協力として、某庁の年金相談をしています。(オイオイ、そんなに年休がある職場なのか、と突っ込まれそうですが・・・)
 昨今の新聞報道等にもありますように、全国民的な年金不信の中、厳しいお話をいただくことが、たくさんあります。
 そのなかには、複雑且つ難解な年金制度の質問回答にて、「理解できた」「ありがとう」と言っていただく人も、若干います。
 自分の勉強した知識・情報で、若干ではありますが、人の役に立っていると感じることができるのは、とても有意義なことだと思っています。
 職場ではスッテンテンに浮き上がり、「給料泥棒」的な存在のため、内心、何かをしなければ、バチが当たってしまうのではないかと思っているのが本音ですが・・・。

 中村君におかれてましては、教育の現場で子どもたちに未来を語りつつ、次の県議会選挙に向けて、布石をうってもらいたいと願っている一人です。

 と、無責任なことを言って、自分ではできないことを、中村君に押し付けているのかもしれませんが、中村君の姿に「夢を観たい」と思っている人は、決して私だけではないはずです。
 昨年のNHK朝のドラマ「純情きらり」で、宮崎あおいが、「人は後ろ向きのままでは生きていけない、少しずつでもいいから前を向いていこう」と、復員してきた婚約者に言っていました・・・。
 確か復員してきた婚約者は、「自分の手は戦争で汚れたため、人を楽しませるピアノは弾けない」という、挫折していた心境だったと思います。

■のりさん

コメントありがとうございます。威勢のいいコトを書けない状況が続いていて、申し訳ないデス。

>「人は後ろ向きのままでは生きていけない、少しずつでもいいから前を向いていこう」

なるほど。少しずつでも前を向いていこうと思いますデス。どうもありがとう。

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