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2010年03月23日

●マンガの旅「キングダム」

  先日電車の中でたまたま拾った(よくやる)ヤングジャンプを読んでいたら、なかなか面白いマンガがいくつかあった。その一つがこの「キングダム」。

  中国の春秋戦国時代を舞台に、秦が中国統一するまでの戦乱の過程を描いているらしい。

  自分が昔考えたマンガの重要三要素は、絵 キャラクター ストーリーの三つ。その絵に関しては、上手とはいえないけれど独特の味わいがある。キャラクターに関しては、主人公も周りの登場人物も魅力的で、見事にキャラが立っている。ストーリーについては、中国の古典をバックボーンにしているため重厚さが感じられるモノになっている。

  主人公の最新の敵として登場してきたのが大将軍・レンパ将軍。そのレンパ将軍が、宿敵オウキ将軍(主人公側の大物将軍)と面談した時の様子を、部下に話すシーンでのやりとりが以下。

  レンパ 「常人には理解しがたいか?」

  部下  「はっ (ビビリながら)」

  レンパ 「それまで何十万もの兵を導引して戦ってきた大将軍同士が一つの部屋で酒を酌み交わすなど」

  部下  「いっ いえ!  決して」 

  レンパ 「刎頚(ふんけい)の契りを交わしたリンショウジョを“兄弟”とするなら  オウキら六将は死ぬほど憎らしい最大の敵でありながら   どこかで苦しみと喜びを分かち合っている“友”であった。」

   いいなあ〜、こういう厚みのあるセリフ。こういうセリフがポンポンで出てくるから、キャラは立つし、ストーリーにも重厚さが出てくる。中国古典の力は偉大だなあと思う。

   鳩山首相も中国古典に学んでコメントすれば、あんなに軽いイメージにならないのにね、と思ってしまふ。

   TOEICだ何だと英語ばかりがもてはやされる時代だけれど、コトバで人を動かす立場にある者にとって、中国古典に接するための、漢文の素養は大切だ。そう思う。


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