2012年02月29日

●経済研究会日記『決断するチカラ』

 日本唯一の半導体・DRAMメーカーであるエルピーダ・メモリーが倒産した。

 負債額4480億円は、製造業では過去最大とのコト。

 エルピーダ・メモリーは、国の音頭とりで、日立製作所とNECと三菱電機の事業を統合して作ってきた国策会社。

 リーマン・ショック後の危機においては、個別企業への国の支援(金融機関からの出資に政府保証をつける)という禁じ手まで使って、何とか維持してされてきた。

 ついに会社更生法を適用して、最大280億円とも言われる税金を使って(国が金融機関に損失補てんする)、再出発を図るわけだが、今朝の日本経済新聞1面に面白い記事が載っていた。

 2年前に同じく会社更生法を適用した日本航空は、今期最高益をうかがう情勢という。V字回復を実現した具体的策は、不採算路線の廃止 燃費効率の悪いジャンボの退役 3割の人員削減と賃金カット。

 だが、これらはいずれも当たり前のコトばかりだったのだという。ところが経営が破たんするまでは、官や政治や労働組合とのからみで、決断できなかっただけなのだ。

 日産を立て直したカルロス・ゴーンも、冷静に現状を分析し、合理的な決断を下しただけだった。ただ、その当たり前の決断が、日本の不振企業の多くはできなくなっているのだという。

 それは、自分の関わりのある政治や教育の場にも言えるコトなのだろう。

 この日本社会の中で、時代の変化についていけず、「制度疲労」を起こしている分野においては、当たり前の決断をするチカラが求められている。そんな時代なのだと思う。

 倒産したエルピーダや社長交代を決めたパナソニックも、日航や日産のようにサバイバルできると記事は予言する。

 「問題はいつ誰が決断するかなのだ」と。


2012年02月28日

●フットボール観戦部日記 『マンチェスター・ユナイテッド VS ノーリッチ・シティ』

 イングランド・プレミアリーグ、現在2位のマンチェスター・ユナイテッドと8位のノーリッチ・シティとの対戦。

 実力的にはマンチェスターが上回ると思われた通り、前半早々にマンチェスターがスコールズ選手のヘディングシュートで先制。

 すると、マンチェスターが攻撃の手をゆるめ、ゆったりとした試合展開に。

 ホームのノーリッチが積極的に攻めて行き、何度かマンチェスターゴールに迫る健闘ぶりを見せる。

 終盤となってノーリッチの攻撃に弾みがついてゲームはがぜん白熱する。

 そして後半38分にノーリッチが同点ゴールを上げて、スタジアムは大盛り上がり!

 ところがそこから、マンチェスターが目を覚ましたかのように、完全にボールを支配して素晴らしい攻撃を見せる。

 そしてロスタイムに、マンチェスターの歴代最多出場記録を更新中であるギグス選手が「技アリ」のシュートを決めて勝利をもぎ取った!(写真は、歓喜の雄たけびを上げるギグス選手とガッカリするノーリッチサポーター)。

 それにしても、地元ノーリッチサポーターの応援は見事だった。

 プレミアリーグの観客は、楽器などの鳴り物を使わず、地声で歌ったり、拍手をして地元チームを応援する。

 Jリーグでは、楽器を使う南米系が主になっているけど、自分はプレミアリーグの応援の方が、サッカーがじっくり見れて好きだなあ。

 というコトで、藤枝MYFCの試合を見に行く時も、応援団から少し離れた席で観戦してやす。冬でも上半身裸になって、熱く応援しているサポーターの皆さんゴメンなさい(笑)。

 その藤枝MYFCが2年後Jリーグに昇格するためには、数億円かけてスタンド席を増設するコトが必要となってくる。それを藤枝市に要望する署名活動も始められたとのコト。

 現在学年末試験中で昼に教えているので、今週の藤枝駅頭での署名活動などには参加しよっと♪。


2012年02月27日

●B級グルメ日記『桜ういろう』

 自分の亡き父は山口県の出身。

 山口−満州−東京を経て、人生の後半になって静岡の地に不本意ながらも移り住み、自分が山口県出身であるコトをずっと誇りに思っていた人でした。

 写真は仏壇にお供えした、山口市にある本多屋さんの「桜ういろう」。

 ういろうは山口の名産品。

 この「桜ういろう」は、春季限定品とのコト。包みの中に、西行法師の歌が書かれた桜色の紙が同封されておりました。

 西行といえば漂泊の歌人。

幕末維新期の長州藩(現在の山口県)の英雄・高杉晋作が、自らを西行になぞらえて東行と称したコトもありました。


 大河ドラマ『平清盛』では、美を追求する武士として、藤木直人が若き日の西行をナカナカ味わい深く演じております。
 
 『もろともに われをも具して 散りね花 憂き世をいとふ 心ある身ぞ』 (西行)

 (花よ、散るのならば、私とともに散ってほしい、憂き世をいとう心ある身なのだから)

 
 淡い味わいの「桜ういろう」、美味しかったデス♪。


2012年02月26日

●地歴部日記『宮下遺跡現地説明会』

 地元の牧之原市で発掘調査が行われていた「宮下(みやした)遺跡」の現地説明会が行われるというので、大学で史学科に籍を置く教え子と一緒に行ってみた。

 静岡空港のすぐ近くにある遺跡なのだが、空港周辺のこの地域は、空港建設にともなう発掘調査が盛んに行われてきたエリア。

 
 考古学的には、発掘調査が行われるコトが無条件にイイというワケではない。

 考古学という学問の技術面での進歩を考えれば、後の時代に発掘を行ったほうが、より多くのコトが明らかになる可能性が高いからだ。

 だから、開発などにともなって、やむをえない場合にのみ発掘調査を行い、その記録をキチンと後世に残しておくコトが必要不可欠になる。

 幸か不幸か空港マネーのおかげで、この地域では発掘調査が進んだわけだが、学問的知見が積み重ねられるコト自体は、それはそれで良いコトなのだろう。

 その結果、この地域に多くの宗教的遺跡が存在するコトが明らかになってきたという。

 この宮下遺跡もその一つ。

 今回の発掘で、京都の宇治平等院鳳凰堂(ほうおうどう)にある池と同じような、中島(なかじま)のある人工的な池である園池(えんち)が、遺跡の中に存在したコトが明らかになったという。

 観光スポットでもある宇治平等院鳳凰堂は、平安時代後期に流行した末法思想を背景として広まった、浄土教の教えに基づいて造られた寺院。

 シャカが死んでから千年は、その教えが守られる正法(しょうぼう)の時代。次の千年は守られなくなる像法(ぞうぼう)の時代。その後の1万年は、シャカの教えはまったく守られず世の中が滅んでしまう末法(まっぽう)の時代、というのが末法思想。

 平安時代後期の1052年が、この末法の始まる年と当時は考えられていた。

 このどーしようもなくなる世の中で、阿弥陀仏のお力によって、せめて死後は極楽浄土に導いてもらおうというのが、浄土教という信仰。

 藤原頼道が、阿弥陀仏を本尊とする宇治平等院鳳凰堂を建てたのが1053年。まさしく末法が始まったと考えられた頃。

 当時流行していた末法思想−浄土教に基づいて、阿弥陀仏を納めたお堂の前に、中島のある園池をもつ宇治平等院鳳凰堂を、権力の頂点に立った藤原氏が造ったというコト。

  それで、この末法思想−浄土教の考え方に基づいて、この地でも園池を持つ宗教施設が造られたのではないかと、考えられるというワケだ(説明長くてスミマセン)。

 写真左の半円状の深くなっている部分が園池の跡、真ん中の高くなっている部分が中島の跡と考えられるという。

 この池の跡からは、「福万(よろずにふくきたり)」とか「寿(ことぶき)」という、めでたい言葉(吉語)が墨で書かれた土器が発見された。

 こうした宗教的な土器が複数発見された一方で、生活的な土器などは発見されなかった。このコトからも、この遺跡は宗教的施設の跡であったことが明らかになったという。

 では、なぜこの地域に宗教的遺跡が数多く存在するのか?

 そーした疑問には、これから数十年かけて少しずつ学問的知見を積み重ねていくコトによって、その答を明らかにしていくコトができるのであろう。

 学問とは、真実を明らかにしていくための、人類全体の息の長い行為であるというコトを、自分としては改めて感じさせられた次第。

 関係者の今後のご努力に期待いたしマスル♪。


2012年02月25日

●原発問題研究会『誘惑の原発マネー』

 テレビ朝日系のドキュメンタリー番組“テレメンタリー2012”で、『誘惑の原発マネー』というテーマの作品が放送されていた。

 佐賀県の小さな町、玄海町(人口6300人)にある玄海原発(1〜4号機)。

 福島第一原発の事故が起こった時に、定期検査で停止していた玄海原発2、3号機。

 海江田・経産大臣(当時)が地元町長に直接面談して、再稼動を要請した。

 しかしその後、菅総理(当時)のトートツな「ストレステスト」発言と、九州電力による「やらせメール問題」で、再稼動は延期されるコトとなった。

 この時に、いろんなメディアに出ていたのが、写真の岸本・玄海町長だった。

 玄海原発の計画が表明されたのは1965年で、浜岡原発(1967年)とほぼ同時期。農業と漁業中心の「寒村」というのも同じだ(当時の浜岡町は毎年300人くらいの人口が減少していた)。

 その「寒村」に多額の原発マネーが流れ込むコトとなる。

 グラウンドやら病院やら、立派なハコモノが作られたのは、玄海町も旧浜岡町も一緒(旧浜岡町は、現在は旧御前崎町と合併して御前崎市となっている)。

 目立った産業がない中で、原発作業員目当ての旅館業や飲食業の人たちが、原発停止に異議を唱えているのもまったく一緒。

 一方番組の中では、玄海原発2号機の建設時に、地元の漁協などが九州電力から多額の協力金を手に入れる過程が、当時町会議員だった漁協役員の証言とメモで明らかにされる。

 九電は当初1億7百万円を提示するのだが、漁協側のつりあげ交渉に応じて最終的には5億6千万円(!)支払うコトになる。

 ちなみに浜岡原発1号機では、海洋調査補償費として7千7百万円、漁場補償費として6億1千万円が中部電力から支払われている。この1号機建設の時には、漁協を中心に猛烈な反対運動があったのだが、それも中電の地元対策が功を奏して終息していった。

 それだけのゼニを地元にバラまいても、九州電力にしろ中部電力にしろ、電力会社はペイできる仕組みがあったというコトだ。

 電気を流すためのすべての費用を元にして、その上に一定の報酬を上乗せして電気料金を決めるという「総括原価方式」という仕組み。

 電気事業法に基づくこの仕組みの下では、発電所建設にいくらお金をかけても料金に上乗せできるため、民間企業として当然持つべきコスト意識は働かなくなる。

 健全なコスト計算を行った上で、2030年までに火力、再生可能エネルギー、原子力をそれぞれ何%にしていくのかというシナリオを、これから描いていくことが求められているのではないかと思う。

 ちなみに岸本・玄海町長は、町の税金を使って経産省の役人を何回も接待していたコトが(いわゆる官官接待ですナ)、今年になって明らかになったそう。

 「やらせ」「たかり」「官官接待」なんてのが、当然のように横行する世界。島田市の震災ガレキ問題にも言えるコトかもしれないけど、原発や放射能に関する世界はマトモなモンじゃないと、まずは思っておかなきゃいけないんでしょうネ。

その現実をしっかり認識した上で、理想論ではなく、少しでも現実をマシなモノにしていくように努力していくべきだと、思うモノでアリンス♪。


2012年02月23日

●B級グルメ日記『チキンカツ弁当』

写真は、渋谷の東急地下一階のお弁当屋さんで売っているチキンカツ弁当430円。

厚いチキンカツにデミグラスソースがかけてある濃厚なお弁当。

これを買って、渋谷駅から地下鉄銀座線に乗って秩父宮ラグビー競技場に向かう。

ラグビーをやる時だけ放送がある秩父宮FMを聞き、試合を観戦しながら、酒とともにこのお弁当を食べる。

コレが好きなんでありますが、今週のラストゲームは行けそうにないので、今シーズンは先週で最後となりそうでアリマス。

来シーズンはどれくらい観戦しながら食べるコトができるかな〜♪。


2012年02月21日

●フットボール観戦部日記『パナソニック・ワイルドナイツ VS 東芝ブレイブルーバス』

 2週間前と同じ組み合わせ。

 この時は、プレーオフ進出が確実となっていたパナソニックがメンバーを落としたせいもあって、東芝が圧勝。

 今度はそうは行かないよねぇ〜♪と思っていたら、ホントにそーいう試合展開になった。

 両チームとも固いディフェンスで、緊張感あふれる面白い攻防が繰り広げられて、アッという間にゲームは進む。

 パナソニックのウィング北川選手が、自分の蹴ったボールを快足をいかして拾い、見事にトライを決めたあたりから試合が大きく動き始める。

 基本的には東芝がボールを支配して攻め続けるのだが、肝心なトコロでパスミスを犯して、これを拾ったパナソニックにトライを決められるというシーンが続く。

 終わってみれば、37−25でパナソニックの快勝!

 総合力では東芝に劣ったものの、「野武士軍団」のパナソニックが勝負ドコロで、その力強さを見せたという感じだろうか?。

 第2試合でNECを圧倒した王者サントリーの洗練されたラグビーに、「野武士軍団」がその野蛮なチカラを生かして、どんな戦い方で挑むのか?。

 来週の決勝戦が楽しみジャ♪。