2010年11月04日

●地歴部日記丸墓山古墳

忍城址を見た後30分ほど歩いて、さきたま古墳群の中にある丸墓山古墳頂上に登る。

これは直径105メートル高さ19メートルもある国内最大の円墳で、忍城水攻めの際に石田三成が本陣を置いて水攻めの指揮をとった所。

この頂上から眺めると、忍城水攻めの規模の大きさを理解するコトができる。「よくまあこんなコトやったもんだ~」と思いながら東の方を眺めたら、アレ?富士山見えんジャン!(写真中央)。いい眺めでした。

この古墳の隣には、銘文鉄剣が出土したコトで有名な稲荷山古墳などもあるのですが、時間オーバーで回りきれず。また今度来よお~っと。

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●地歴部日記 のぼうの城・忍城

歴史小説「のぼうの城」を読み、その面白さに興奮したあまり、2日後に小説の舞台となった埼玉県行田市にある忍城(おしじょう)を訪れてしまった。我ながらミーハー(笑)。
忍城跡にある行田市郷土博物館では、「のぼうの城」に登場する武将たちに扮した「忍城おもてなし甲冑隊」の皆さんがお出迎え。

ミーハーとしては記念写真撮るしかないというコトで、「いゃあ~2日前に小説読んで感動して来ちゃいましたあ」と談笑しながらパチリ!

博物館には、「のぼうの城」で描かれた忍城水攻めに関する展示はほとんどなくて、それ目当てで来た人は不満であろうと思われた。

史料がないから仕方がないのだろうけど、水攻めの構図を分かりやすく説明するパネルを置くとか、攻め手の石田三成や大谷吉継の説明コーナーを置くとか(これなら史料が入手しやすいし、歴史愛好家・歴女の皆さんにも満足してもらえる)、工夫の仕方はあるのではないかと思った。

映画が完成したら、制作風景の展示をしてもいいし(安くできる)、学芸員さん始め関係者の皆さんにはガンバってほしいモノです。
そのような、一部の人のためではなく多くの人が歴史に親しみを持てるような展示をしていくことが、故・佐原真氏(考古学者)が唱えた「99人のための歴史学」につながっていくと思うからだ。


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2010年11月03日

●図書委員会日記 のぼうの城

いや面白かった!

こんだけ面白い歴史小説は久しぶり。何より登場する武将たちのキャラが立ってて魅力的。ちまたの歴女の間にもファンが増えてるんじゃないかな~?

「ルパン三世・カリオストロの城」の城崩壊シーンを思い起こさせるような、城の水攻めシーンの描写にも胸踊らされましたのこと(ヘンな日本語)。

実写の映画が制作されたとのコトだが、あの城攻めシーンを実写で表現できたのかしらん?

とにかく一度読まれたし!

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2007年11月09日

●本の旅 『梅の花咲く 決断の人・高杉晋作』

 作者は、私が好きな政治家の一人である元衆議院議員の田中秀征氏。     田中氏は、私も尊敬する石橋湛山元総理を理想として、その石橋内閣の官房長官を務めていた衆議院議員の秘書となった後、長野選挙区で4回衆議院選挙に挑戦して落選。'83年に5回目の挑戦で当選した後、'93年に新党さきがけを結成。第一次橋本内閣で経済企画庁長官を務めた人物。

 '96年衆院選で落選した際に、「この選挙区からこの制度では出馬しない」と宣言し、大学教授を務めながら、「田中秀征の民権塾」を主宰。私もこの塾に参加してお話を直接うかがった経験があります。また、'01年の県知事選で水野誠一候補の応援演説をしていただいた時に、浜松駅頭でその対応をしたこともありました。

 さてその田中氏が、明治維新の立役者である高杉晋作を描いたこの小説では、コトがうまく進まない状況の中で、鬱屈した心情を抱える高杉晋作像が描かれています。

 『追い詰められて自宅に引きこもっていた晋作は、打つ手に窮して日々呻吟していた。(略)未だこれと言って世のため人のためになったと胸を張れるような仕事はしていない。ここで死んだら、単なるわがままっ子、単なる道楽息子で終わってしまう』

 こんな心情が描けるのは、連続4回落選を経験した田中氏ならではのコトなのかもしれません。自分の身に照らしても、心から共感できるトコロです(笑)。

 この田中秀征氏の選挙区があった長野県で、脱ダム宣言などのさまざまな改革を行った県知事として田中康夫氏は有名です。その田中康夫氏が代表を務める新党日本という政党の政策作りに協力する活動を、このトコロ行ってきています。

 そうした活動を、静岡県内の自治体議員の人と連携するコトも加えて仕事化できないかと、この間追求してきました。昨日も東京に行ってきたのですが、結果としてこの新しい仕事は断念するという結論に至りました、残念。

 『尺取り虫のように身を屈しているのは、やがて龍のように大きく伸びるためだ。それまではたとえ奴隷となっても、下僕となってもいとわない。』

 このような内容の詩を高杉晋作が吟じ、『何ごともこれからだ。これからの仕事を見ていてほしい』と思いながら長州を離れ、九州に状況の打開を図りにいくシーンが、この小説の中でありました。

 自分も確かに「尺取り虫」。「これからの仕事」を自分の力で切り拓いていくことができるでしょうか。まさしく正念場でありまする。

 さて?

 
 

2007年10月02日

●本の旅 唯川恵

 実家の本棚にあった、唯川恵の『ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った』という文庫本を、柄にもなく読んでいる(苦笑)。

 20作以上の短編集で、今のところ印象に残ったのは、『壊れゆく女』と『結婚の条件』という作品。

 『壊れゆく女』は、長い付き合いだったカレシが1年間転勤するコトになって結婚話を持ち出されたけども、1年延ばすコトにした結果、彼が他の女性と結婚するコトになってしまった女の話。

 「彼は仕方なしにあの女と結婚する。赴任先で世話になった義理を果たさなければならないと思っている。だから、心を鬼にして8年も付き合った自分に別れを告げている。そういう律儀なところが彼にあった。」

 そう思い込んだ女は、元カレシへのストカー行為から、相手の女へのストーカーへと行動を悪化させていく・・・。

 孤独感から妄想に取り付かれていく過程が、何となくうなづける。そう信じ込まないと自分を維持できないというコトなのでしょうが、それによって社会的には自己崩壊していってしまうワケで、何ともオソロシイ・・・。自分も気をつけないと(笑)!

 『結婚の条件』は、恋愛を信じて純な気持ちで結婚しても破綻した友人、恋愛に背を向けて条件に見合うオトコと結婚して破綻した友人を見て、「いったい何が賢い選択なのだろう」とため息をつく女性が主人公。

 「・・・自分以外の誰かのために何かをしてあげるということを知らないまま、ひとりの食事に慣れて、面白いことがあっても隣で一緒に笑ってくれる人もなく、我を忘れてケンカをするという感情を味わうこともなく、気がつくと独り言が多くなってゆく今の生活の方が、果たして本当に幸福と言えるだろうか。」

 そう考えてため息をつく、というラストシーンは身につまされました。いや~、弱ったモンだ(笑)!

2007年10月01日

●本の旅 『ブルー・オーシャン戦略』

  いわゆる経営戦略本。あまり読まない類の本だけれども、必要性を感じて読んでいる。

 市場には「赤い海 レッド・オーシャン」と「青い海 ブルー・オーシャン」がある。

 レッド・オーシャンは、今ある産業のすべて、既に知られている市場。競争が激しいため、赤い血潮に染まっていくのでレッドなワケ。

 ブルー・オーシャンは、今はまだ生まれていない市場で、新たな需要を掘り起こすコトができる。

 この海図なきブルー・オーシャンを切り拓く戦略が、「ブルー・オーシャン戦略」というワケ。

 県政や国政という場は、自民・民主の二大政党による場となり、今後もその傾向は強まっていく。
  
 そんな実感を、自らが挑戦した4月の県議選、きべいちクンが戦った7月の参議院選で痛感した。

 そうした中、政治の場でもブルー・オーシャンを切り拓く可能性はあるのか?

 そんな関心を持って読んでいるが・・・さて?

2007年09月14日

●本の旅 『大日本主義か小日本主義か』

先週、東京への電車の中で読み終えたこの本。著者は、三浦テツ太郎(テツの字が出ないのでカタナカ表記)。石橋湛山の前の「東洋経済新報」の主幹を務めた人物。

  石橋湛山は、戦前に「東洋経済新報」誌上で「小日本主義」に基づく戦争拡大反対論を展開、戦後は総理大臣にまでなったことで名を知られているが、この三浦テツ太郎はほとんど知られていない。

  静岡県大井川町出身の三浦は、この本の書名にあるように、「東洋経済新報」誌上で「小日本主義」を主張し、石橋湛山の「小日本主義」思想の土台を築いた人物。

  「大日本主義」には「小日本主義」、「軍国主義」には「産業主義」、「国家主義」には「個人主義」を対置して、植民地満州の放棄論を展開。それによって、財政改革、減税を実現し、産業貿易を発展させるコトができると主張した。

  このような主張を展開した、大正2年の「東洋経済新報」での「満州放棄か軍備拡張か」「大日本主義か小日本主義か」の二大論説文は一読の価値アリ。

  田中康夫氏が代表を務める新党日本が、この思想を継承する主張をしているコトを、先日のブログで書いた。それが本当であるならば、大いに興味アリ、だ。